ドラッグストアに並ぶ歯磨き粉の数は、数えきれないほどあります。どれを選べばいいのか迷ったとき、パッケージの裏にある「成分表示」を見てみてください。歯科業界に携わってきた経験から、成分表示の基本的な読み方をお伝えします。

成分は配合量の多い順に並んでいる

化粧品や歯磨き粉の成分表示は、原則として配合量の多い順に記載されています。つまり、最初に書かれている成分がもっとも多く含まれているということです。多くの歯磨き粉では「水」や「グリセリン」などの基剤が先頭に来ます。これを知っているだけでも、製品ごとの違いが見えやすくなります。

主な成分カテゴリ

歯磨き粉に含まれる成分は、大きくいくつかのカテゴリに分けられます。ペーストの形状を保つための「湿潤剤」、汚れを落とす「清掃剤(研磨剤)」、泡立ちに関わる「発泡剤」、味を整える「甘味剤」や「香味剤」などです。それぞれの役割を知ると、「なぜこの成分が入っているのか」が理解しやすくなります。

「入っていないもの」と「入っているもの」

最近は「〇〇不使用」「〇〇フリー」という表記をよく見かけます。何が入っていないかを確認することも大切ですが、同時に「何が入っているか」にも目を向けてみてください。配合されている成分の特徴を知ることで、自分の求めるケアに合った製品かどうかを判断しやすくなります。

自分に合うものを選ぶために

成分表示はあくまで選択の目安のひとつです。実際に使ってみたときの使用感や、かかりつけの歯科医師のアドバイスも参考にしながら、ご自身に合ったものを見つけていただければと思います。

※本コラムは一般的な情報提供を目的としたものです。歯やお口に関する具体的な症状・治療については、歯科医師にご相談ください。